いいのか?

 さて一仕事、とパソコンをつけたら、
ピロホロホロと珍しく家電話がなり始めました。
「はい、もしもし?」とでたら、
「おかあさん?」と○子の悲しそうな声。
 瞬時にいろんなコトを考えます。

 けさ咳がひどかったからなぁ、

 もしかして気分悪くなったかな。

 ま、今日は家で仕事の日だからいいけど…



 ○子の早退を覚悟した次の瞬間、

「あのね、習字道具忘れたからもってきてくれる?」
「へ?」

 てっきり具合が悪いんだと思ったのに、
 なんかほっとしてしまって、思わず
「いいけど…ホントはこんなことしないけど、今日は特別ね。」
 と返事をしてしまいました。
なんて甘い親なんだ。今日は忙しくないから、ほっとしたから思わずOKしたけど、絶対今日限りだからね。
ということでさっき学校まで行ってきました。

 私が小学校のときは、学校が遠かったから忘れ物を取りに帰る時間というかそんな習慣はなかったし、ましてや母が忘れ物を持ってきてくれるなんて想像だにしなかった…って、だいたい家に電話をするなんて思いつきもしませんでした。
 そう考えてみると、家に電話をかける、と思いついた○子は偉いのか?というか、よく電話番号を覚えていたこと。

 それにしても、学校が近いからって忘れ物を届けるなんて…
 ま、入学以来初めてのことですから。
 これが最初で最後だからね。帰ってきたらしっかり釘を刺しておきましょう。