冷凍ご飯

19時から作るごはん

 この本、『19時から作るごはん』(行正り香 講談社)にも冷凍ご飯を作ることが書いてありました。週末にご飯を五合(!)も炊いて、お酒をふって、一回分ずつに小分けしてラップにくるみ、日々の冷凍ご飯を用意するそうです。
 ほらね、冷凍ご飯って便利だし、十分おいしいんですよ。残りご飯は冷凍しましょう。お酒を振らなくても美味しいですよ。でも今度振ってみようかな…

 一方、書名は忘れましたが、森瑶子の本に、冷凍ご飯でおにぎりを作った友人に激怒するというエッセイがありました。急に「公園で一緒にお弁当を食べよう」ということになり、森瑶子は急いでご飯を炊いておにぎりを作って行くのです。でも友人の持ってきたおにぎりは「冷凍ご飯だ!」と一口食べて森瑶子は見抜いてしまう。で、さんざん友人を罵倒して帰ってしまうのでした。(なぜ友人のおにぎりに手を出したかの心理描写もうるさく細かいのですが、今は関係ないので省略。)
 もう十年くらい前に読んだのですが、そんなに味が違うかなぁ…こんな細かい友達は困るなぁ、と思ったのを、今朝の手巻き朝食を食べながら思い出しました。

 今度は、作者も何もかも忘れてしまったのですが、まだ学生の頃に読んだ本。
 確か料理研究家だったと思うのですが(もしかしたら向田邦子かも)、
「炊きたてのご飯を冷凍してチンして食べるご飯が一番美味しい」と書いていました。余分な水分が抜けてご飯のおいしさが増すのだそうです。この筋から行くと、行正さんの大量炊き冷凍ご飯作りは理にかなっていると言うことですよね。

 ほら、冷凍ご飯が作りたくなってきたでしょう。