『プリンセス・トヨトミ』万城目学

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

 朝、職場の最寄り駅に着いたとき、あと少しで読み終わる〜という状況だったので、歩きながら読んでいました。早く最後まで!という焦りと、いやこれはじっくり読まねばならぬ、という抑止力がせめぎ合って「どうしよどうしよ−」と思いながら読み歩いていましたら、後ろから職場の人に声をかけられて読書はお流れに……ほっ、助かった。「二宮金次郎か、あんたは」と突っ込まれましたが。
 途中、「こりゃ大阪のオトコの話かい。」と急につまらなくなったときもありましたが、ガマンしてそれを乗り越えてよかったです。「おお、読み続けててよかった〜」と思ったその部分が一番感動しました。それと「合図」が発動されるところ。これは映画を、大きい画面を見てみたいなぁ。
 それから、歴史に決して明るくない私、今年の大河ドラマを見てて良かったです。