『7SEEDS』1〜14巻 田村由美

7SEEDS 1  フラワーコミックス

7SEEDS 1 フラワーコミックス

 大人にも人気のおもしろいマンガ、とダヴィンチに書いてあったので(平成18年度小学館漫画賞少女向け部門受賞だそうです)、1〜4巻をアマゾンで購入。うーん、続きは買わなくてもいいけど読みたいなぁとレンタルで一気に借りてきました。10冊以上借りると1冊40円で借りられるので。一晩で一気読み。10冊くらいは軽い軽い。
 ストーリーは、地球に隕石が落ちてきて、氷河期が始まって、人類は滅亡するかもしれない…ということが分かったことから始まります。政府は選ばれた人間を冷凍保存して、未来に送ることにしました。7人で1チーム。ということで、7つの種、7SEEDSです。で、1チームだけでは不安だから、5チーム作ることにしました。春のチーム、夏のAチーム、夏のBチーム、秋のチーム、冬のチームです。1チームは7人ですが、ガイドが一人つくので合計8人です。5チーム×8人だから40人いるはずですが、全員生き残れるのか、そもそも他のチームと出会えるのか…これから地球はどうなるのか、という話。もちろん、14巻まで進んでいますから(15巻もでてるみたいです。レンタルできるのはもう少し先)、これくらいはネタバレでも何でもないと思うけど、現在、40人なんてとても生き残ってないし、あるチームとチームは出会っております。
 それなりにおもしろいんだけど、手元に置きたいほどではないです。地下シェルータの様子とか、精鋭チームが選抜されるまでとかは、既視感があります。萩尾望都竹宮恵子はじめSFやサバイバル系をそれなりに読んできたからでしょうか。『日本沈没』とか、意外なところで『スケバン刑事』とか。登場人物にもっと感情移入できたらいいんだけど、ナツは典型的少女漫画ヒロインだからやだ。日本人は四季にたいして信仰心というか特別な感情をもっている、という解釈はわかりやすいですね。
 7SEEDSということは、7人になるまでお話が続くということなのでしょうか。先は長いですね。
7SEEDS(セブンシーズ) 15 (フラワーコミックスアルファ)

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