『子どもめし』まついなつき
- 作者: まついなつき
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 給食の食器みたいなのにてんこ盛りにしたスパゲティ、おかずは市販のミートボールとキャベツの刻んだの
- ケチャップライスに炒り卵のせたオムライス
- お寿司は巻きずしもちらし寿司もすし酢で
- お芋3種類(じゃがいも、さつまいも、里芋)いっぺんにふかしたら豪華なおかずになる
などゴーカイでアバウトで、でも思いつきが面白くて、そしてしっかりお腹いっぱいになるような献立。「そーだ、そーだ、これでいいのだ。これでも子どもは育つんだ」と肩の力がスッと抜けます。
いつだったか、なんかの料理番組で「料理はだしをちゃんと取らなあかんな。」と男性がタレントが言ったのに対して、上沼恵美子が「『出汁とらな』って目ェつりあげて時間かけて作った料理を『やっぱり本物じゃないとね』とか言うて気取って食べるんより、だしの素でええから、ばーっと手早く作ってみんなでワアワア言いながら食べる方がずっとおいしいわ。体にもええに決まってる!」と素早く反撃したのを見て、「ああ、ほんまやなぁ」と感心したことを思い出しました。
そうそう、しんどいときは、忙しいときは、「体にいいものを」「本物を」「手作りで」にこだわったりせんと、ご飯をいっぱい炊いて、おにぎりいっぱい作ってワアワア食べたらええねん。「ああ、めんどうでしんどいなぁ」と思いながら作ったりしたら、ご飯って美味しくできないんやから。毎日作るんやから、たまにはこんな風に楽をしましょ、と思ったのでした。
でもよく考えたら、今でもそんなご飯しか作ってないよ。だって、豚バラとキャベツをチャーっと炒めて塩をパラパラと振ったのが、ご飯にもビールにも合ってものすごく美味しかったりするんやもん。
そうそう、この本を読むと、餃子と「ニンジンご飯」を作ってみたくなります。ニンジンご飯は米1合に対してニンジン1本なんだって。これはやってみなければなりません。