最強の鈍感力軍団といえば…

 やっぱり、あの問題児軍団でしょうね。さっきの日記みたいに引っかかりながら『鈍感力』を読んでたのですが、それとは別に、「この鈍感力、あいつらにはホントによく当てはまるなぁ…」と感心しながら読んでもいたのです。
 少々叱られても殴られても、シロートだとからかわれても、全然凹まず、図に乗る才能を持ち、どんなときでもなんでもバクバク食べられる「鈍い腸」の持ち主、と言えば、そりゃ桜木花道の右に出る男はいませんよ(信長もこれに近いね)。
 鈍感力の一つに、どこでも短時間で深い眠りに落ちられる「睡眠力」があります。授業中でも、屋上でも、自転車に乗りながらでも眠れ、大きな試合前も「俺は日本一」を二回繰り返すだけで眠りに落ちる男、流川楓ほど偉大な「睡眠力」を持つ男はいないでしょう。
 反応なくても、無視されても、振り向いてもらえなくてもアヤちゃんをくどく(?)宮城リョータは恋愛鈍感力の持ち主。
 同級生がどんどんやめていき、ヤス、シオ、カクと練習しながらも、全国制覇を夢見ることができる赤木、木暮の鈍さ。
 ……ミッチーは鈍感力ないのかなぁ。いや、昨日まで「ぶっつぶすー!」といってたバスケ部にしっかりカムバックして、スタメンになって、後輩にポカリ買いに行かせるのですから、やっぱり鈍感力ありますよね。エースは自分だと思ってるし。
 男達だけではないですよ。晴子さんの「花道の思いに気づかなさすぎ」なところも鈍感力ですよね〜。
 と、こんな読み方すると楽しめますよ、『鈍感力』。