がんばれ!パパ

 昨日、金曜日のドラえもんがおもしろかったのでちょっと…
 「くろうみそ」と言うお話。
 宿題しないし散らかしっぱなしだし、おまえは苦労が足りない!とパパに叱られ、「苦労したい〜!」というのび太。そこでドラえもんが、
それをなめると一つのことを成し遂げるのにすごく苦労をする、「くろうみそ」というお味噌を取り出します。
 早速それをなめておやつを食べようとするのび太。すると、ママにお使いを言いつけられたり、パパにも用事を頼まれたり、お店がお休みだったり、向かい風が吹いたりでなかなかおやつが食べられません。数々の難関をクリアして、ようやくおやつにありつきました。せんべいを食べるのび太に「どうだ、苦労してやっと手に入れたおやつはおいしいだろう?」とパパが聞きます。のび太は、
「別にぃ〜。いつもとかわんないや」としれっと返事。苦労を乗り越えた達成感を味わおうとしないのび太にパパは激怒!「俺が苦労してやる〜」とくろうみそをバックリと口に入れます。そして、タバコに火をつけようとするのですが……というお話。
 ドラえもんの声が変わって、絵も変わって、主題歌も変わって、賛否両論ありますが、私は今のドラえもんの方が好きであります。特にストーリー!
 以前はのび太のわがままで道具が出され、最初はそれで問題解決したように見えるけど、結局うまくいかなくて、「道具に頼るからだよ、のび太君」という教訓くさいオチになる話が多かったような気がします。ドラえもんも説教くさかったし…
 今のドラえもんで好きなのは、道具で陥れられる(?というのは極端な表現ですが)というか、道具の犠牲者(?これもヘンだ)というか、道具にしてやられる人物が、のび太に限らない、というところ。ドラえもんに出てくる人たちの使われ方が広がりましたよね。
 例えば、「かっこよくなったきれいなジャイアン」。のび太が「うわーん、どらえもーん」と泣いて後悔するオチと全然違う結末になんと気持ちよく笑えたことか。
 先週はお金持ちで週末は別荘で過ごすリッチでハイソなスネオ一家が幻覚(?)に悩まされたし、のび太のママも大変でしたよね。そして今週はパパ。そういえば、のび太の担任の先生が、知らないおじさんにせまられた週もありました。これからもいろいろな人を騒動に巻き込んでほしいものです。ドラえもん
 それにしても、パパのお説教、格言てんこ盛りでしたね。パパって結構インテリだねー、というか、昔はあれくらい普通に日常会話に使われていたのでしょうか。