今日はおめでとうの日♪

 妹の誕生日です。そして、妹と同じ学年の紀宮様(こんな表現は不敬かしらん?)がご結婚なさいました。今日はおめでとうの重なった日でした。
 さて、紀宮様は「日本の本当のお姫様なんだよ」と○子に教えていたのですが、実は私、その日本の本当のお姫様とお会いしたことがあるのです。今日久しぶりにそのことを思い出しましたので、ちょこっと…
 学生時代、イギリスでホームステイをしたのです。そのころはまだホームステイに行く学生は少なくて、海外旅行はまだまだ高くて、私も「成人式に着物はいらないから、その代わり、外国に行かせて〜」と両親に頼んで行かせてもらったのです。(余談ですが、結局成人式には出ませんでした。着物がなかったからではありませんよ。まだ学生で親のすねかじってる時期に「成人」になったと騒ぐこともあるまい、と思いまして)
 で、ロンドンの郊外のお宅で数週間お世話になった後、ステイ先で仲良くなった日本人とスコットランドに行ったのです。夜行列車に乗って。
 エディンバラ城までの石畳をフラフラ日本人女子大生3人で歩いていたら、黒塗りの車が二台、ぐんぐん登ってきます。
「おー、この石畳を車で上がってくるなんて、どういう身分の人なんだ?」と感心して見ていたら、スルスルとその車の窓が下がりまして、中からニコニコと女の子が笑いかけてきます……えっ、あれ日本人やん!
私「ちょっと、あれ日本人ちゃう?誰、だれ?」
A子「えっ?あれ、皇族ちゃう?(ロンドンで知り合ったのに、大阪の子だった…)」
B子「…いやぁ〜、あれ、浩宮さん(今は皇太子さん)の妹さんちゃう?(ロンドンで知り合ったのに、京都の子だった…)」
 大騒ぎする私たちを見ながら、車の中の女の子は、ニコニコと私たちに手を振り続けてくれます。
 夏の昼下がりのエディンバラ城、周りには誰もいません。私たち3人だけ…なのに、車はわざわざ止まり、窓はおろされ、手は振られたのです。そしてそれは、そう、間違いなく、浩宮様(今は皇太子さん)の妹さん、紀宮様だったのです。
 急いで、私たちも手を振り返します。でも窓はまだおりている……
 「そうだっ、写真写真、写真撮ろうよ!」
急いで三人とも日本人旅行者の必需品、カメラを構えて、手を振ってくれている写真を撮りました。私たちが無事に写真を撮り終えたのを確認して、窓は上がり、車はしずしずと進んでいったのでした。何でも、留学中のお兄さまのところに遊びにいらしてたとか…
 あ〜私も(どうして「も」なのか…知る人ぞ知る)スキャナを持っていたら、実家にあるその写真をアップするのですが…