女王の教室…授業ボイコット

 前回の「ごめんね、これが本当のわたしなの」って予告、「何が起こるのか〜!?」と思わせぶりでドキドキしたのですが、あちこちのサイトで「夢オチでは…」とささやかれていましたね。なるほど、そうなんだーとミョーに納得して見始めました。
 本当に夢オチでしたね。ガクッ。考えてみれば、第一回も夢からさめるところから始まったのですからこれもありなんですよね。しかし、思わせぶりに予告編でまで流すことないと思うんですけど。というか、予告編で流すために作ったストーリーだとしか考えられません。ドラマ慣れしていない私はヒジョーにバカにされたような気がします。
 ひかるちゃん、本当に反乱軍の司令官になっております。しかし、クールで賢い彼女にしては、「授業ストライキ」というのは、行きあったりバッタリな作戦ではなかったかしらん。その後の尾行もバレバレな追いっぷりで…やっぱり「公立組」はアホなのか?
 結局マヤが、二分したクラスメート達がケンカするように煽り、それがきっかけでクラスが団結する…これじゃ、「女王と戦った記録」ではなくて、「女王の手のひらで踊らされた記録」になってしまいますよ。孫悟空とお釈迦様みたいに。
 マヤが「悲しい過去のある、本当はいい先生。クラスを生徒たちの力だけで団結させてやりたいという愛情を隠し持っている」というキャラらしいので、「なーんだ、結局マヤの思惑通りじゃないか。生徒は踊らされてるよ。つまらん」という気持ちになります。
 本当に悪役だったらよかったのに…しかし、そんな役天海祐希さんがやるわけないよね。
 
 授業のストライキで思い出すのは中学(公立)二年生の時。
 友達のクラスの社会の先生が産休になって、代わりの先生がやってきました。
 その男の先生、授業が分からない、男子に暴力をふるう、女子にはミョーに馴れ馴れしい、というので、ついに友達(のいたグループ)が言い出しっぺになって授業ボイコット。といっても、教室を出ていくのではなくて、
 クラス全員が机を後ろに向け、先生に背中を見せて授業を受けたんです。
 先生は、初めは「おーい。こっちを向けー!」と言ってたらしいのですが、誰も前を向きません。ついに、自ら教室の後ろに行き、後ろの黒板(教室の後ろにも黒板ありませんでしたか?)で授業をはじめたそうな。そうすると、生徒は机をガタガタと回転させ、前を向いてしまう…先生はあっちこっちむいた机に座る中学生を前にオロオロしていたらしい…
 結局、どこがいやなのか、どうして欲しいのか、など先生と生徒が話し合ったそうです。
 先生の名前は忘れてしまったけど、「後ろを向いて座ってん」と誇らしげに言う友達のことは忘れられません。