21『舟を編む』三浦しをん

舟を編む

舟を編む

 久しぶりに現代の日本が舞台のものを。あー、なんて快適にさくさく進むの!人物の読み方忘れないし、地図を見なくていいし、快適快適〜に読み進んでいたけど、電車の中で読むのはなかなか大変。笑いも涙もこらえなくてはなりません。
 で、人の記憶は言葉でされるもの、という感じの下りがあって、むすびし水と格闘したばかりの私には、とても共感できる部分でありました。ほんとうに、顔を洗ってるときに突然蘇るあの感じ、ヘレンケラーのウォーターみたいでしたよ。