10『天地明察』沖方丁

天地明察

天地明察

 本屋大賞とってます。でも難しかった〜。算数と天文学の話。
 構成がねえ……冒頭の場面がすむと回想に入るのですが、そこからいつかは冒頭に戻るんや、と思うにしては回想がきっちりしすぎてて、冒頭を意識しながら読むべきか、この場面(ただし回想)だけに集中していいのか、中途半端な読み心地。で、「あの場面への回想なのだな」と思うと先が読めてしまうし。
 それと、長い話だから「からんころん」をキープするのは難しいわ。