『教えることの復権』大村はま、苅谷夏子、苅谷剛彦

教えることの復権 (ちくま新書)

教えることの復権 (ちくま新書)

 国語のカリスマ大村はま、というのは知ってたけど、この本はその大村はまとその教え子だった刈谷夏子によって、その授業の内容が語られます。授業を受けた人が直接先生に感想を話し、先生が改めて授業の意図を話してくれます。すごく緊張感とボリュームのある、しかしワクワクして力のつく授業だったようです。こんな授業を受けたら、問題に対する取り組み力がつきそう。
 そして、授業は「自由にしなさい」「自分で考えなさい」と言うだけじゃなくて、教えなきゃダメだ、という話。授業だけじゃなくて、家でも仕事でもそうなんだと思います。