アニメ「もしどら」

 NHKのアニメ『もしドラ』、録画しながら見ています。明日が最終回らしいですね。
 が、あの回だけは納得がいきません。マネージャーのみなみが「カスタード入りおにぎり」を作るという話。
 頑張ってマネージメントを読んで、聞き取り調査やイノベーションについて考えている彼女が、市場のニーズも考えずに、「カスタード入りのおにぎり」を作るなんて考えられません。野球部の練習中のおにぎりの具を何にするか、なんて「おお振り」でも取り上げられているくらい、野球部にとっては基本のキなのに、あんな天然ボケをかますなんて、みなみにはありえないミスです。百歩譲って、みなみがカスタードが大好物だったから、としても、そんな伏線なかったですよね。唐突すぎて「はぁ?」でした。
 あれは、「野球部のかわいこちゃんマネージャーは天然だから、これくらいはありってことで」って、制作さんたちが考えたことなんでしょう。なんかすごくいやな感じです。原作にはなかったことなのに。
 結局、できる女子マネはお呼びでなくて、「どこかで抜けてるカワイイ女子マネ」を描きたいのでしょうか。それは、原作者に対して、現実世界の女子マネージャに対して、ものすごく失礼な先入観のなせる業と言わざるを得ません。反省してほしいものです。島崎今日子さんもきっと怒りますよ。