桜の下で

 毎朝大きな桜の木の下を通って出勤しています。つぼみがだんだんふくらんで、ピンクになっていくのがとっても楽しみで、チラチラと咲き始めたときはすごく嬉しかったのですが、三分咲きほどになった今、
「ああ〜、もうそれ以上開かないで〜それ以上咲くと後は散るしかなくなってしまう〜今の、今のままでいて〜」と悶々としています。
 満開は見たし、散るのは惜し。つくづく自分は十四番目の月が好きなんだな、と。