『白銀ジャック』東野圭吾

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

 「女優 堀北真希さん激賞!」という帯が。近日中に映画化されるのでしょうか。すいすいと読んでしまいました。
 すいすいと言うか、最初はじりじり進むけど、最後に行くほど加速度的に話が進んでいって、「あーもう残りこんだけしかページがないのに、どうやって収拾するの?」となってきます。で、さらにどんどんページが捌けていって、「ここまで来たら、もうああやって終わるしかないでしょ。」と読み切る前に「読めて」しまいます。紙の本はあとどのくらい残ってるか物理的に感じられてしまうからねぇ。
 しかし、東野さんはまだ予想外の結末を用意してくれてましたよ。「もう、最後は読めた。」と思っても、きちんと最後まで読みましょう。