ちょんまげぷりん

 やっと見に行けました。公開しているところ少ないので、空中庭園のある新梅田シティビルまで。ネタバレするかも。
 見たい、見たいと思って二人で気分を盛り上げすぎたためか、○子も私もちょっとスカっぽかった。私は原作を読んでたから、安兵衛が時代の違いにびっくりしながらも慣れていくところとか、「内向き」のことを始めてからの遊佐家の変化とか、どうしてお菓子作りを始めたかとかのあたりの説明不足加減が不満。○子はまあ小学生の視点からってことで(ともさかりえも知らないんだもん)。所々に入る亮君のナレーションが文語調なのもつらかったろうし。
 それにしても錦戸亮君、がんばってたけど、江戸時代の人にしてはスマートすぎて、袴はいてないときはロン毛のかっこいいお兄さんになってしまう。だからこそ所作にがんばったんだろうけど、コブシ握って歩くくらいではねぇ。
 とかなんとかいいながら、二人ともそれぞれの場面で泣いたりしてるんですけど、結局、期待はずれだったね、と言うことになってしまいました。あんなにワクワクする予告編だったのに……
 でも、原作にない場面、江戸時代に帰った亮君が、パティシエナイフ見て、にっこり笑って、「さ、行こ」って感じで歩き始めるところはすごくよかったです。