『流星の絆』東野圭吾

流星の絆

流星の絆

 早く先に進みたいけど、読み終わるのはもったいない、そんな気持ちになった久しぶりの本。推理小説読むのはへたくそなものですから、もしかして、真犯人不明のまま終わっちゃうんじゃないかと最後までドキドキしました。
 いきなり両親が殺されてしまって、悲惨な子ども時代の話になったらどうしよう…と心配するまもなく、あっという間に大人になって三兄妹があらわれるあたり、うまいなぁ。三人それぞれにしっかりとした能力というか個性が与えられているのは珍しい。三人いると一人くらい何もできないかドジな子がいそうなものなのに。この間読んだ『時生』の拓実がかなりグレグレだったから、そのギャップのせいかもしれません。
 途中はシーちゃんがとんでもない目に遭ってしまわないかとヒヤヒヤさせられました。いい人と巡り会ってよかったねぇ。ハヤシライスに醤油ね、今度やってみましょう(カレーを作るときはいつも入れます)。
 でも最後の2行はなくていいと思うのです。書かなくても誰だって分かるし、分からない人に分からせるほどサービス精神あふれる人(というかおせっかい?)でもないと思うのだけど、東野さんは。
 ドラマ化されてるときは全然関心なかったけど、二宮君と亮君なのね。見たい…
流星の絆 DVD-BOX

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