ピアノの発表会
7月にピアノの発表会があります。○子の。
引っ越したので、ピアノの先生も替わったのですが、この先生のレッスン、とても面白いみたいです。
前の先生も、とても素敵な先生でした。すごくスタンダードな道筋で段階を踏んで、そして小さい子が飽きないような早さで進んでくれて、おかげで○子も喜んでピアノを弾いていました。進みは早いのに丁寧に見てくれるし、たくさんほめてくれる、ピアノが好きになるようにしてくれる先生でした。
今度の先生はご自分も演奏活動なさってる現役バリバリの方です。
話は去年の秋に遡るのですが……
初めて一人でレッスンに行った○子、帰ってくるなり、
「今度の先生おもしろーい!」とニコニコして言います。
前の先生のときに弾いていたソナチネを弾いたところ、
「このソナチネの面白いところはどこと思う?」と聞かれたんだそうです。
で、「こことここが好き。」みたいな返事をすると、
「そうだね。同じ曲の中で調ががらっと変わるところがおもしろいよね。ここは変ホ長調だし、」
と言うなり、ダラララララッと変ホ長調の音階をものすごいスピードで弾いて、
「で、ここはイ短調」
と、またイ短調の音階をダラララララッと弾かれたそうです(調の名前は適当ですから)。
○子によると、今まで楽しく弾いてきたけど、どこがきれいかとか、どうしてきれいな曲なのかとかを、言葉で(リクツで)教えてもらったのがすごく新鮮で面白かったのだそうです。それに、弾いてもらった音階の速さが尋常じゃなかったらしく、
「ダラララララッ♪っとこれより速くて、もう口では言われへん〜。」と興奮していました。
さてそれでは今日の出来事。
そんな素敵な先生に教えてもらってはや半年、ついに発表会の曲をもらってきました。
「発表会の曲もらったよ〜」
「お、なになに?」
「あのねー、へへへ、バームクーヘン」
「!?」
バームクーヘンって、ベートーベンをローマ字読みしたらそんな風になるんかいな、しかし、いくら何でもベートーベンはまだまだ早かろ……
と頭が疑問符でいっぱいになりましたが、本当にバームクーヘンでした。
- 作者: 湯山昭
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: 楽譜
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こないだの絵本といい、このごろスイーツに縁があるなぁ。明日は金曜日やし、近所のケーキ屋さんで、人気のいちご大福買って帰ろうかしら…などとつらつら考えておりましたら、
「お母さんにぴったりの曲もあるで〜」
「なになに?」
「『どうしてふとるのかしら』」
……湯山さん。
それにしてもこの楽譜、現在130刷とは!!