『ガラスの仮面44』美内すずえ
ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)
- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: コミック
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別冊花とゆめを少し読んでいたので、話としてはあまり進みませんでしたが、やっぱり亜弓さんの頭にはライトが当たってしまうのですね。それから、速水さんのソファーにドサッ、フーッという場面は、以前は婚約発表のときにあったらしいです。紫織さんは少しずつこわくなってきました。ということで、今までの未刊行部分をなぞっている感じです。今度こそ、一気に最終回にいって欲しいなぁ。
亜弓さんの身の軽さがすごいです。天女というよりくのいちみたい。亜弓さんはオリゲルドのとき役になりきるのは心から、ってけっこうつかんだはずなのに。美内さんは亜弓さんに試練を与えるのが好きですよね。親の七光りといい、阿古夜の心をつかむのを忘れていることといい、そして目の事故。最初はただの敵役、ツンツンしたお嬢さんだったのに。亜弓さんがこんなに演劇に打ち込む自称努力家に変わったのに、周りの人たちが相変わらず「亜弓お姉さま〜」とかいって取り巻きっぽいのがイタかったです。水を渡すことより、雨の中で龍神のお稽古をする方が、従来のガラスの仮面っぽくて好き。