『ドロップ』品川ヒロシ

ドロップ (幻冬舎よしもと文庫)

ドロップ (幻冬舎よしもと文庫)

 映画の予告編が面白そうだったのと、「メイちゃんの執事」ですっかり顔なじみになった水嶋ヒロが全然違うキャラで表紙に載ってるのを見ておもしろがって買ってしまいました。で、耳鼻科の待ち時間で読了。さすが土曜日、沢山人が来てました。薬がなくなってなかったらわざわざこんな日には行かないのですが。
 不良にあこがれて転校し、口げんかなら最強!のマシンガントークを武器に不良仲間の相談役になっていくヒロシの話。最初は体育の先生をやり込めたりしてけっこういい感じに進むんだけど、30ページくらいは。その後はけんかの話ばっかりで飽きて来ちゃった。ちょっと前に読んだ後藤竜二の『14歳 Fight』とよく似てる(当たり前だけど、ずっとがっちりしたテーマで、人物もよく作り込まれてる)のもあったし。でも井口達也が水戸洋平のように思えて、桜木軍団を思い出しながら読んでしまいました。映画は面白いのかな。