『邪魔』奥田英朗
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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退学すれすれの高校生と、切れやすくなってる刑事さんと、お家を買って子どもが二人いてパートをしている主婦が、ある事件で絡むようになって、それでそれで…という話です。なんだか救いようがないところが多くて、「私はなぜこの本を読んでいるのかしらん…」と思うときもあって、つらかったです。その割には二日で読んだけど。
主婦は結構潔くて、社長さんや上司、夫にも平気できつい言葉をぽんぽん出すあたりかっこいい。すーっとします。けど、最後の、夜の行動だけは「そんなんするか〜」でしたね。この終わり方ではこどもたちが可愛そうですよ。最後、彼らの存在を忘れてしまったのでは?とほほ。
『サウスバウンド』、映画化なんですね。そっちも読まなくちゃ。図書館の書架にまだあるかしらん…