『ルドルフともだちひとりだち』斉藤洋

ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)

ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)

 『ルドルフとイッパイアッテナ』の続編です。
 ○子、読み終えるやいなや(以降、ネタバレがちょっとあります)、「あんなぁ、ルドルフなぁ…」と語り出しました。私も読みたかったので、筋を話してほしくなかったのですが、ものすごくしゃべりたそうにしていたので、「なになに?」と聞いたらば、ルドルフが岐阜に帰ってからのことを一気に話してくれました。
「で、『おじさん、だれ?』って言われるねんで。」
 ええーっ!そんなことになるの〜?なんてむごい展開、○子の話を聞いているだけで涙が出そうになってきました。
 話を聞いてしまった夜に一気に読みましたらば、やっぱりその場面は切なく悲しくて…
 次の朝、ご飯を食べながら
「おかあさんもルドルフ全部読んだで〜」
「読んだの!どうやった?」
「『おじさん、だれ?』のところで涙が出そうになっちゃった(ほんとは泣いた癖に!)」
「やっぱり〜。○子も涙でそうになった。」
「ルドルフ、次はどうなるんかなぁ…」
と、二人で遠い目。
 それにしても、読書感想を話し合えるなんて楽しいこと。そして、○子のストーリー解説はなかなか正確にまとまっていたと、親ばかながら感心するのでありました。

 で、ただ今3冊目、『ルドルフといくねこくるねこ』を読んでおります。二人とも。