『スナーク狩り』宮部みゆき

スナーク狩り (光文社文庫)

スナーク狩り (光文社文庫)

 catreonさんおすすめの作品です。やっと読みました。
 別々の場所にいるいろんな人がだんだん集まり絡まりだして、そして…ハイテンポなお話です。怪物を殺したくなって、殺してしまったら、次は自分が怪物になるか消えてしまうか、という感じ、わかるなぁ。そして、人を殺したくなるどす黒い気持ちも、法廷で決着つけよう、と思ってるのに私的制裁を加えたくなるのも。
 これ以外に最近読み返したのは『鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで』
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)

鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)

(残念、画像がないわ)
 こちらは超能力者の出てくる短編集です。超能力者といってもバンバン活躍するのではなくて、能力を持ち余しがちだったり能力が消えかかっていたり… この能力が消えかかっている人の話はいいですよ。短編集では、これと『地下街の雨』が好きです。
地下街の雨 (集英社文庫)

地下街の雨 (集英社文庫)

 次は『ブレイブ・ストーリー』かな、と思うんだけど、こないだまで図書館によくあったのに、アニメ化されて急に見あたらなくなっちゃって、こうなると文庫を買うのも悔しい気がするし…ってこんなとこでケチになってどーするんだ、自分。