『オリガ・モリソヴナの反語法』米原万里

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
 ラジオで紹介されていて、早速借りてきました。痛烈な反語法の使い主の話なのですが、「どんな反語法なのか…」ていどの興味で読み始めると、とんでもないことになりますよ。私が生まれたころというのはまだまだ世の中平和じゃなかったのだ…とあらためて認識してしまいました。突然拘束されることのないありがたい時代にいるのだと…(もちろん、今の時代だって、悪いことをしたら、突然訴えられることはありますが)。それにしてもすごい参考文献の数!!