いろいろ言いたくなった巻でした

 前巻に引き続きの上下巻ですが、この内容で、この長さが必要なのかどうかよくわかりません。下巻を半分以上読んだとき、「これだけ話を広げてしまって、どうやって収束させるんだろー?」と思ったのは私だけではないはず。まあ、次の巻への伏線もたくさん必要だしね。
 青年になりつつあるハリーだから、怒りっぽくなって当然かもしれないけど、ちょっと癇癪持ちすぎない?三人組が寄るとさわると口げんかになるのがちょっとつらかった。前からだけど。イギリス人にはあれくらいが普通なのかな。
 最後にスーツケースから出てくるツール…。涙を誘う場面らしいけど、あっけにとられる方が強くて共感できませんでした。それからもう一つ、授業中と実践(戦い)のときと、ずいぶん魔法のできが違う…?