今日小学校の入学説明会がありました。
校長先生のあいさつの後、『子育て支援講座』という講演がありまして。その講師がなんと、小学校の隣にある保育園の園長だったのです。
 お話の内容は…五、六歳児はどんな成長過程にあるのか、うちの保育園の子供たちの実例紹介…などなど。
 小学校にはいるのに、なんで保育園生活の紹介を聞かなければならないのでしょう?そんなこともう知ってるって!毎日送り迎えしてるんだよ。
 小学校とはどんなところなのか、幼稚園とどう違うのか、だから入学前には何をしておくのか、どんなことを考えるといいのか…それを紹介してくれるのが、入学説明会ではないの?
 保育園の園長が悪いのではないのです。保育園の園長に小学校の説明会の冒頭講演を依頼する小学校の姿勢がわからないのです。保育園・幼稚園の園長先生のお話は、入学前の子を持つ親なら、期間に違いはあるものの、何度か(何度も)聞いてきているのです。なんで今更、他園の園長の話を、それもかなり通り一遍な内容の話を聞かなければならないのでしょうか。
 講演が終わって最初に思ったのは、今行ってる私立幼稚園のS園長の方がずっと話がうまいなぁということでした。もし、小学校で話をする機会が与えられたなら、S園長ならもっと内容を練ると思います。「今、お子さんのいいところと困ったところを考えてみてください」って、子育て講座ならたいがい毎回冒頭に出てくるぞ。
 保育園の先生の話より、小学校の先生の話が聞きたかったよ。だって、大学の説明会で高校の校長先生が講演したら、誰だってびっくりするでしょうが。
 きっと市から「各小学校とも、入学説明会の時は『子育て講演』をするように」ってお達しがきてたんでしょうね。で、隣の保育園の園長をひっぱりだしてきた…なんともお手軽、つじつまあわせ。発想力を磨かなくちゃ。