『日記をつける』荒川洋治
- 作者: 荒川洋治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/02/05
- メディア: 単行本
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なんでもありで日記関連と言えば、中学の時、
「『私は毎日日記をつけます。』を英訳せよ。」という問題があって、
「I write a diary everyday.」と訳したら、英語の先生に
「なんや、お前、毎日"diary" "diary""diary"って呪文みたいに書くンか。『日記をつける』は"keep a diary"や。覚えとけ。」と嬉しそうに言われたのを思い出します。まずそれを授業で教えてくれなあかんやん、と思ったものだ(そうさ、今は教育長のあなたですよ、○○先生)。
もう少し真面目に、日記の文体と言えば、私の文章というのは独り言のようで誰かに話しかけているようでなんか変なんだけど、そして大阪弁も平気で混ざるけど、これは別にブログだからでなくて、手で字を書く日記の時からずっとそうなのです。ブログは、最初、もう少し真面目に書こうとしたけど、すぐに挫折してこんな文体に。
で、そのへんな文体の日記、中学からずっとつけていて、日記帳何十冊もたまっていたのに、大学3年の時に全部捨ててしまったのよ。ゴミ袋に入れてゴミに出してしまった……ああ、あれはもったいなかった。せめてもっと「そろそろ身の回りを整理しなくちゃ…」と真剣に思う年頃まで置いておいたらよかった…とずーーーっと後悔してます。だって、読み返して「あの頃は青かったな〜ぷぷー」っとかって自分を笑ってやりたいではないですか。捨てるくらいなら、あの日記で文体研究やればよかったのに(って私は文学者でも、文体研究家でも、文学部卒でもないです。念のため)。気分によってサインペンの色変えて、毎日毎日書いてたのに。ああ、悔しい。
悔しいから、今から日記書こう〜、って、このところ毎年のように三年連用日記とか買ってみるのですが何だか続かない…あの頃と毎日の刺激が違うのかねぇ。なんか今日の文体は私らしくないのでこの辺で。
でもところで少し話は戻りますが、こういう独り言+誰かに話しかけ文体は日記の文体ではどうやら破格のようです。この本を読むと。