お悔やみ

 神恭一郎の生みの親、和田慎二さんが亡くなりました。謹んでお悔やみ申し上げます。
 最近は全然知らないのですが(なんか路線が違ってしまったから…)、代表作『スケバン刑事』に至るまでの、「愛と死の砂時計(神さんのデビュー作)」、「校舎は燃えているか(サキ初登場)」、「大逃亡(沼さんのデビュー作)」、「呪われた孤島(八千代菊と毒蜘蛛の話です。前後編の連載で、「早くしないと息が切れてしまう〜!」と、ドキドキしながら次号を待っていました)」、「超少女明日香(の一番初めのカルテットの話。エースとハートが…ってなかなか痛快な話。この辺、信楽産業が初めて出てきた気がする…)」、「パパと私のシリーズ(バニラエッセンスの話が印象的)」、「左の目の悪霊」、それになんだっけ、「美緒の出てくる海に潜るやつ(産業スパイみたいなことをしたのは海に対する憧れもあったからだ、と潜水艇にはいってく海音寺信吾(漢字も名字も違うかも)……ちなみにその美緒が、神探偵事務所の秘書の美緒さんですよ。」などの初期作品(順不同で失礼)は、ずいぶんかなり夢中で読みました。もっと読んだけど、すぐ出てこないなぁ……思い出したら書き足します。そういえば、クマさんの話もあったなぁ。
 サスペンスだけど、血なまぐさいだけじゃなくて、ユーモアがあって、民俗学的で結構マニアックな要素も含まれてて、そして何よりも、ヒロインが強くてかっこよくて、「ドジでなんの取り柄もない平凡な私だけど、学園の王子様(プリンス)とひっついちゃう〜♪」という、王道少女漫画黄金期の中では、とびきり異色でとびきり面白くてワクワクする作品ばかりでした。家にコミックスいろいろあるはず。今度見てみましょう。

 お悔やみと言えば、ピーター・フォークさんも。昨日は「別れのワイン」を録画しました。今日は「パイルD−3の壁」。これも録画します。週末はコロンボさんを偲びます。