『銀二貫』高田郁

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

 ほんとに慌ただしい毎日、せめて電車の中ではのんびりと……と、久しぶりに安心して読める本を。しかも久しぶりに時代小説。たまたま妹が貸してくれたのですが、助かったわ。
 主人公の松吉を支える老爺二人が良い味を出しているのですが、ちょうど私も2人のベテランさんにものすごく助けてもらって山を越えていたので、それはメインの部分ではないはずなんですけど、そんな場面で涙が出て困りました。京都駅で、汗を拭くふりをして涙を拭きながらホーム歩いてたのは私です、はい。
 そして、いろいろ美味しそうで、これまたまいりました。お料理を作るところが美味しそうなお話は本当に大好きです。絶対くいしんぼやわ、高田さん、と思っていたら、解説に書いてあったけど、書くお料理は、自分で作ってみてるんですってね。まいりました。みをつくし…も読もうかしら。
 そして餡つながりでここに。
 今日はあんなに固く誓ったのに、
水無月買うの忘れた〜!!
名越の祓えできなかった〜!!