2010-09-15 『夜のピクニック』恩田陸 読書 夜のピクニック (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (644件) を見る 『六番目の小夜子』のドラマをちょっと見て、敬遠していた恩田さんでしたが読みました。読み終わるのがもったいなくて、というか、歩行祭が終わるのが惜しくて。歩くしんどさや回りの景色、友達の入れ替わる感じを読んでいると、自分も歩いている気分になるのはもちろん、高校の時にこんな行事があったような気がしてきます。ここまで行き届いた描写は本当に読み甲斐があります。情景の描写がないとつまらんよ、鯨さん。 年甲斐もなく、このフレーズがむちゃくちゃ気に入って、読み終わったあと、改札過ぎてほろっとしながら職場まで歩いたのでした。 何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ。