『誘拐ラプソディー』荻原浩

誘拐ラプソディー (双葉文庫)

誘拐ラプソディー (双葉文庫)

 この頃「映画化!」のオビに弱い私。通りすがりの男の子を誘拐しちゃったら、とんでもないところの坊ちゃんで、どたばたの鬼ごっこが始まって、気づいたら鬼が増えていて……主人公の秀吉、ラッキーなんだかアンラッキーなんだかですが、ときどき鋭く頭が回転します。それがなかなか痛快です。香港マフィアでの出来事はちょっとちょっとムリムリやったけど、二人のキズナを深めるのによい場面でした。熱も気づいたら下がってるあたりがすごい。確かに映画化したくなるお話ですね。…でもこれは見に行かないかもしれない。
 漫画が出てました。やっぱり映像化したくなる話なのね。漫画の方が面白いかも。
誘拐ラプソディー (GAコミックス)

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