○子の宿題

 これだけは宿題にしてほしくなかった家庭科のエプロンの仕上げ
「おかあさんはミシンもエプロン作りも苦手だからね。絶対、ちゃんと授業で作り方聞いてきてよ。
家庭科は算数よりも教えてあげられないからね。頼んだよ。」
と言い含め、月曜日提出なんだけど、
「何かあったら大変だから、早めに仕上げて。」
と頼み込んで、今日中にしてもらうことに(いや、木〜日は遊びの予定が…)。
 どこをどう縫うかはしっかり把握してきたみたいだけど、家のミシンを使うのは初めての○子。
ガタガタン!
と異音を発してミシンが止まること二回、上糸の調整が悪くて縫い直すこと二回。
 でも悪いことばかりではありません。ミシン苦手の私ですが、大発見!
糸がこんぐらがったときに下糸のカマ部分を分解して直すのはそんなに苦痛じゃありません。
「なーんだ。家庭科だと思うから苦手な気持ちになるんやわ。ミシンなんてマシンだもん。パソコンと一緒じゃん。これなら全然平気!」
と強気な発言をしましたら、○子の喜ぶこと!だからって、二回もマシンフリーズはやめてほしかったです。
 そういうわけで、今日の夕食は一品少ないのでありました。
 苦労の甲斐あって、エプロンは無事にできあがりました。アイロンもかけて、大満足の○子です。