『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

 やっと今なの〜?と言われそうなこの遅さ。しっかりブームに乗り遅れていますが、そんなの気にしない。
 伊坂さんはどうも苦手、と思ってたけど、これはおもしろかった〜。続きも読みましょう。いろんな、一見しょうもないような伏線がみーんなキレイにぴしっとはまって。
 響野がおもしろいなあ、なんか知ってるような、どこかで会ったような気がする…と思ったら「恭一」と似てるのです。吉田秋生の『夢見る頃を過ぎても』のグラサン男。そう思って読むと、『夢見る…』の男達と成瀬、久遠、響野はキャラ設定がよく似てる。事の成り行きを冷静に見守る役、饒舌な引っかき回し役、ちょっとボーヤ。男が3人寄るとこういう組み合わせになると言うことなのか。
 今調べたらDVDもあるんですね。すごい豪華キャストだけど、あんまり評判よくないなあ。