『正直な娘』唯野未歩子
- 作者: 唯野未歩子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本
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女子高生が、お互いの顔色を伺いながら暮らしている「グループ化時代」から、それぞれの道に進む年齢になるまでのお話。
小学校から高校まである学校で、「内部(小学校、中学校からそこにいる)」の女子たちがつるんでグループを作り、独特の気の回しあいをしています。お互いの本当の姿を知らずに取り繕っている様子や、会話をとちったときのオタオタぶり、このあたりは大島弓子さんにマンガにしてもらいたいです。文章の雰囲気が大島さんの絵(グーグーのではなくて、『毎日が夏休み』あたりの)によく合いそうで。
着るもの、持ち物、飲み物などなどに関して色に関する描写が多かった気がする。けど、なぜかモノクロに感じてしまう寂しさが漂っています。