熱血!マンガ学の続き


連載されてるときはカラー扉だったのですね。見たかったわぁ…
 ということで内容ですが、毎週楽しみにしているこのコラム、実は先週の次回予告のときから、この小さなスペースであの大作のよさをどうやって解説をするんかなぁ…と、興味津々でした。
 そしたら、見出しにいきなり「バスケがしたいです」。知る人ぞ知るこの名台詞、本文にその説明は全く出てきません。うまいなぁ。
 登場人物の紹介は花道、晴子、ゴリ、流川、そしてメガネ君。メガネ君は「主人公だけでなく登場人物一人一人のバスケに懸ける思いが丁寧に書かれている点」の一例、「存分に存在感を示す脇役」として取り上げられています。
 そうなのよ、メガネ君、陵南戦での3ポイントシュートが有名ですが、実は、全試合に出場しているのです。花道やミッチー、ゴリ、流川と交代して。井上さん、木暮君にはかなり思い入れがあるみたいですね。
 で、メガネ君と交代していない唯一のスタメンがリョーチンです。彼は、全試合、誰とも交代していないのです。ヤスが入ったのは花道と交代してだったし。すごいスタミナだ。
 コラムに戻りますが、スラムダンクから始まって最後は井上さんが「最後のマンガ展」を開かれたことにまで及んでいます。そして、締めはやはりこの言葉でした。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

 名台詞をきちっと抑えてのこの解説、なかなかのものではないでしょうか。