『ガラスの仮面 43』美内すずえ
ガラスの仮面 43 ふたりの阿古夜 2 (花とゆめCOMICS)
- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/01
- メディア: コミック
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で、先週は42巻を読み返して、この日をいまかいまかと待っていましたよ。43巻!!今読み終えました。ネタバレするかもしれないから許してね。
前回の待望の42巻は、ちょっと肩すかしっぽかったけど、今回はなかなか面白かったです。といってもやってることは毎回同じ……すれ違う二人、マスコミに振り回される二人……。でも何度繰り返されても、暮らしの中でマヤが役をつかみかけるシーンはいいですね。「いただきます」。
姫川亜弓さん、体操選手みたいになってますが、以前の連載ではもっと内面から役をつかみかけてたのに…ほら(ネタバレてしまう…)
連載中は、亜弓さんは目が見えなくなりかけて、そのせいで視覚以外の五感が研ぎ澄まされていくし、失明寸前を隠すためにハミル(フランス人のカメラマンですね。あごの割れた。あの人も見なくなったなぁ…)に支えてもらうことによって「一緒にいると心安らぐ人」の存在の温かさに気づき始めていました。今までの亜弓さんとは違った成長ぶりで、うわー美内さん、亜弓さんに入れ込んでる〜だったのですが、軌道修正されたようです。
亜弓さん、42巻からいつもの「お嬢様風役つかみ作戦」に出ています。ヘレン・ケラーや二人の王女のときと同じ「住環境を変える」作戦、一人ジュリエットのときと同じ「身体能力を磨く」作戦。アナザーストーリーのあったことなんかみんな忘れてしまいましょう、ということかな。いや、あまりに亜弓さんが先行しているから、これからあの悲劇は起こるのか……でも、連載中に、確か、雨の中で迷子になって、電話ボックスから電話をかけるシーンがあったけど、42巻からはケータイ出まくりですから。亜弓さんがケータイ持ってないわけないし、あのシーンは使えないよ。
紫織さんの洞察力がどんどんアップしています。婚約断られて寝込んでいた彼女はどこへ…