卍の書き順

 阿辻哲次さんの『部首のはなし』を読んでいたら、卍の画数の話が。
 「の画数はいったいいくらになるだろう?…おそらくほとんどの人は、これを五画と計算するのではないだろうか。」ということで、阿辻さんも五画になると書いてあります。試しに書いてみたら、なんと私は四画で書けてしまいます。で実は、卍の正しい画数は六画なんですよ!

 「卍」から《十》を取り去ると四本の短い線が残る。これを書くにはもちろん四画必要である。ところで《十》は二画の部首だから、二+四で結果として六画になる、というわけだ。なんだかマジックのような計算方法である。

 本当にマジックみたいです。どうやって六画で書くのか、調べてみました。
 「漢字の正しい書き順(筆順)」という親切なサイトがあって、すぐに分かりました。きれいな筆順ムービー付きです。
 卍の部首は「十」だから、一画目の横棒を引いた後に「十」を書いて、周りの棒を引いていくのですね。
 せっかく調べたのですから、忘れないように私も筆順を書き留めておきます。

部首のはなし―漢字を解剖する (中公新書)

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