『のだめカンタービレ』二ノ宮知子(1)〜(3)

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))

のだめカンタービレ(2) (KC KISS)

のだめカンタービレ(2) (KC KISS)

のだめカンタービレ(3) (KC KISS)

のだめカンタービレ(3) (KC KISS)

 ドラマ化する前から読んでみたかったのです。
 が、あの絵が受けつけられるかどうか自信がなくて(表紙しか見たことない)、買うのを躊躇しているうちに、ドラマになってしまって、CDとか出てきて、どうしよう…と思っていたら、なんと図書館にあったのでした。
 ただし、予約が20数人待ちで、やっとこの度、めでたく順番が回ってきました。
 感想。おもしろい〜!
 ストーリーは、『いつもポケットにショパン』の路線なのですが、『動物のお医者さん』も入ってます。なんというか…
 大学の「文学部」とか「経済学部」「工学部」って、まあそこそこ国語ができたり、理系が得意だったりする人が集まるところで、それなりに、まあ、ジョーシキのある人々が集うわけですが、芸術系の大学ってそうではない、異能の集まりなんだ、ということが、しみじみ分かります。のだめに出てくる音楽家達を見ていると。才能と実生活のギャップ、チームワークのなさが突出しています。
 音楽に詳しくなくても入り込めますが、ベートーベンの交響曲が聴きたくなります。
 そういえば、別の本ですが、音大に行った人の話があって、「ピアノを専攻していない学生でも、月光ソナタ第1楽章の最初の4小節だけは両手で弾ける」というようなことが書いてあって、音大生の偉大さに唸った覚えがあります。ロック少年のスモークオンザウォターなのですね、「月光」は。ということは、ベートーベンはリッチーブラックモアなわけで、そういえば何となく似てる…。
 で、絵も、書き込み系の好きな私としては、表紙を見ているだけでは「なんだかな…」なのですが、全然違和感ありません。コマ割りがうまいなぁ、とのっけからスッと入り込めました。これなら買って揃えてもいいくらいですが、もう19巻まで出てるのね、どうしようか…