今日の天気予報は午後から雨。確かに曇ってるけど、まだ降りそうにない…洗濯物、午前中は外に干すかな。その方がよく乾くし、とベランダに洗濯物を干しました。
 お昼御飯もすんで、そろそろ洗濯物を部屋干しにするかな…とベランダに出ると、まさにポツポツと雨粒が。「おお、どんぴしゃ!」と急いで室内物干しへ生乾きのシャツやらパンツやらを移動。そのときふと思いました。
 
 どんぴしゃって何?どんがぴしゃっ?
 
 自分の予想や予感が的中したとき、「どんぴしゃ」って使いませんか。何が「どん」して「ぴしゃ」なのでしょう。
 私の推理です。時代劇で時々見かける弓矢遊びありますよね。的に矢が当たると、そこのおねえさんが「当たり〜」とか言ってたいこを「どん」と鳴らしてくれる。的に矢が「ぴしゃっ!」と当たって太鼓が「どん」。まんまですが、これが語源ではないでしょうか。
 さて、調べましょう。
 まず、『日本国語大辞典(第一版)』で。

どんぴしゃ どんぴしゃりに同じ。
どんぴしゃり まったく適中し、そのとおりであるさま。ぴったり合うさま。どんぴしゃ。

ということで、語源については触れていませんでした。わかったのは、どんぴしゃは、どんぴしゃりが元にあること。それから、このへんだけの方言ではないこと。
 次に『暮らしのことば語源辞典』(山口佳紀編 講談社)で調べると…ありました。

どんぴしゃり
 ぴったり当たること。適中する意の擬態語ピシャリを、接頭語のドンによって強めたもの。同じ構成の語に、「どん詰まり」「どん底」などがある。
 ドンのもとの形はドで、近世以降に上方で使われはじめ、現在の関西方言でも「ど厚かましい」のように使われている。このドは、本来ののしりの気持ちを込めるものだったが、のちに「ど真ん中」のような単なる強調の例も現れた。なお、ドのほかに、ドウというかたちもあった。

 「どんぴしゃ」の「どん」は「ドあほう」「ドケチ」のドと同じものだったのですね。太鼓じゃなくて。

 最後に、「どんぴしゃ 語源」でぐぐってみましたが、どんぴしゃの語源を解説したページにはたどり着けませんでした。もしかしたら、Web上でどんぴしゃの語源を書いたのは私が最初??おほほ