第32回 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会

 お正月に時々書いていますが、我が家は代々かるた好き。お正月になると親戚中で大かるた大会が開かれておりました。次にどの札が読まれるかは時の運なんだけど、読まれた上の句から下の句が分かるか、それがどこにあるか分かるか、誰よりも早く手を伸ばせるかは、自分の暗記力や集中力にかかってるってとこが面白いのよね。
 競技かるたのことはお正月のニュースで知ってたけど、実際に見たことがありませんでした。そしたら、高校生の大会は夏にあることが判明。別名、「かるた甲子園」だそうです(関係者は言わないそうだけど)。昨日は団体戦、今日は個人戦近江神宮の近江勧学館で開催されました。競技かるたが間近に見られるなんて、かるた好きの血が騒ぎます。「車ならけっこう近いかも。」と、昨日、団体戦を見に行きました。
 まず、近江神社からして初めて。車で行ったのですが、道すがらガンガンかけていたiPodは、山門をくぐって駐車場に行く道で思わずスイッチオフ。そんな俗なものを聴きながら通れる雰囲気ではないのです。圧倒される木の大きさ、緑の濃さ。駐車場は無料。決勝トーナメントが始まっている時間なので、いそいそと勧学館へ。途中で神社の門が見えるのですが、お参りは帰り道にすることに。
 勧学館ではすでに決勝トーナメントが始まっていました。今回の参加校は予選を入れると129校。近江神社まで勝ち進んだのは32都府県35校。それが8校にまで絞られて、大広間で4試合が同時進行しています。ギャラリーもいっぱいいて大広間にはとても入れないので、ガラス越しにお庭から観戦です。外からの観戦は暑い!蟻のようにガラスに群がる人いきれで蒸し暑い!高校生が多くて、その若さが熱い!一緒に行った○子は早くもへたり気味。
 ニュースでも見たことあったけど、札がガンガン飛ぶのはすごい。本当にスポーツですね。
 そして、このあと、運良く大広間に入れて、準決勝を息を詰めて観戦することになるのですが、あー時間切れ!今日はもう寝なくては。続きはまたかけたら書きます。
 とにかく、もっとたくさん試合を見たくなりました。なんだか「追っかけ」になりそうよ。

『白蛇教異端審問』桐野夏生

白蛇教異端審問 (文春文庫)

白蛇教異端審問 (文春文庫)

にょろ。
 なんか怖そうな小説やなぁ……と手に取ったらエッセイ集でした。こういうエッセイ集というのものあるのね。
 黒字に白い文様がきれいな装丁やなあ……と思ったら、白い文様は白蛇でした。怖い〜。
にょろ。

『放課後の音符』山田詠美

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

 今まであんまり読んだことなかった山田さん。甘く切ない若者向けのお話のおかげで若返りました。語り手でもあり主人公でもある彼女、最後そんなに急がなくてよかったのにね。